自立支援

自立支援活動について

くるみ邑美園では毎月、日中活動のグループごとに自立を目指した活動を行っています。
以下ではその活動の一部を紹介します。グループごとに様々な活動を計画して行っています。
一年を通じて行われるこの活動は利用者さんの楽しみのひとつでもあります。

健康管理

自分の健康管理に気を配ることを目的に実施。
看護師から口腔ケアと健康管理の重要性について説明を受け、実際に歯垢染色液を使ってブラッシング指導を受けます。血圧測定も行います。管理栄養士からは缶ジュースや砂糖などの実物を使って、適切なおやつの取り方などの説明を受けます。

公共施設等の利用

公共施設等の利用を通じて、ルールやマナーの習得、さらには新たな趣味の発見を目的に実施。
図書館ではマナーを守りながら本を見たり借り方を学んだりします。ボーリング場ではルールを守りながら楽しくプレーすることを目的に行います。
ショッピングセンターではマナーを守りながら楽しくショッピングや飲食が出来ることを目的に行います。

買い物

必要な食料品や雑貨を選んで買うことができるようになることを目的に実施。
町内のショッピングセンターに出かけて、利用者さんが必要な物を選び支払いをするところまでを支援員と一緒に行います。買い物を済ませた後は、コーヒーなどを飲んだりもします。園に帰ってからはレシートを見ながら残金の整理をします。

調理

調理実習を通じて、食事前の準備から調理、食後の後片付けまで学ぶことを目的に実施。
メニューはお好み焼きやホットケーキなど簡単なもので、最初に支援員が説明した後はできるだけ自分達でやるようにします。時にはインスタントのカップラーメンといったものもメニューにします。

レジャー・レクリエーション

バスを使って園外に出かけることで、レジャーを楽しみながら気分転換も図ります。
行き先は海・山や水族館、動物園、季節の果物を味わうことができる農園などです。
誕生日を迎える方がおられる時は喫茶店などで誕生会を行ったりもします。

社会適応活動

新たな場面で状況に適した行動ができるようになることを目的に実施。
ショッピングセンターやファミリーレストラン、回転寿司など新たな場面を設定し、自閉症の方が状況に応じてスムーズに利用できるように支援をします。

カウンセリング

児童虐待など家庭における親と子の関係が大きな社会問題となる中、当園に於いても家庭で十分な養育を受けることなく、親などから虐待を受けた児童や心に様々な痛みを抱えた方の入所件数が増えてきました。また、施設職員も日々の業務においてストレスが溜まることで、支援の質の低下、そして虐待につながることも懸念されています。

こうした状況を踏まえ、年間を通じて継続的に専門的な支援を受けていただき、利用者さんとその家族に対する支援の充実と、利用者さんを支援する支援員の心のケアを目的に平成18年度から臨床心理士によるカウンセリングを行っています。

毎月利用者さんと支援員がカウンセリングを受けます。

第二木曜日          第三木曜日 【時間】10時~12時、【場所】くるみ邑美園                                 【時間】14時~16時、【場所】くるみ邑美園